立上つたら、ちようど四尺七八寸の仔鹿のやうに敏捷な婦人の姿になりさうだ。
胴体や手足は顔にくらべていくらか細く、飛鳥天平の仏像に似て現実的な肉体の線をよほど離れたものであつたが、注目すべき一事には、非現実的な曲線からみづ/\しい肉感があふれあがつてゐることだつた。
飛鳥天平の肉体の線は、内面の静寂を象徴して、肉感を超えてゐるのが普通なのである。
立上つたら、ちようど四尺七八寸の仔鹿のやうに敏捷な婦人の姿になりさうだ。
胴体や手足は顔にくらべていくらか細く、飛鳥天平の仏像に似て現実的な肉体の線をよほど離れたものであつたが、注目すべき一事には、非現実的な曲線からみづ/\しい肉感があふれあがつてゐることだつた。
飛鳥天平の肉体の線は、内面の静寂を象徴して、肉感を超えてゐるのが普通なのである。