坂口安吾 『木々の精、谷の精』 視凝めれば却つて形が消え失せて、すべてが皆無になるやうな、よるべなさがあるのですね。 かうして、一夏の無駄を賭けた気軽な旅行が、僕の却々に忘れがたい思ひ出になりさうですよ」 そのとき葛子が答へたのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア