坂口安吾 『木々の精、谷の精』 つまづいた木の根をエイと蹴りすてて次の急坂を睨んでゐる葛子の閃く構へを見るがいい。 修吉はただ快い絢にのまれて、うつとりと余念を去らずにゐられない。 讃嘆の溜息を洩らしかねない思ひになつてしまふのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア