坂口安吾 『木々の精、谷の精』 と、修吉は、仏像の前に坐りこんでしまつたときのこの感想が、ちかごろでは癖になつてしまつてゐた。 仏像は静かであつた。 葛子の閃く姿態が日頃修吉の目の中へ差込むやうな、鋭い情感はないのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア