坂口安吾 『木々の精、谷の精』 さうして顔をあげたところだ。 素知らぬ風をして、軽く頬杖をつき、かすかに笑つてゐるのである。 口のまはりは厚味の深い腐色の膿でぬる/\と濡れ、顎の方へ汁が流れて、したたつてゐる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア