坂口安吾 『木々の精、谷の精』 お妙の祖母は秋山氏の乳母であつた。 さういふわけで、お妙の父母もしよつちう秋山家へ出入りするし、お妙の祖母は、もう七十を越してゐるが、殆んど毎日秋山家へやつてきて、百畳敷もありさうな台所の炉端に坐つてゐるのである。 矍鑠として、甚だ陽気だ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア