坂口安吾 『木々の精、谷の精』 生き/\と残るものはただ花やかな記憶のみ。 さうして、ぶなの森のそぞろ歩きに思ひだすのは、たそがれの靄の中に浮きだしてゐたお妙の顔のことであつた。 その顔が森のどこかに今もなければならぬやうな親しい思ひが湧いてくる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア