坂口安吾 『木々の精、谷の精』 少年の肉体は、自殺を思ふことが不可能なほど、すでに死に近づいてゐるのであつた。 腕も首も、ちよつと力をいれて握れば、ポキ/\折れてしまひさうだ。 この少年を殺すには、抵抗も、苦悶も、血潮も思ふことができないほどだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア