坂口安吾 『木々の精、谷の精』 修吉はそんなことでも思ひつくのが精一杯のところである。 お妙と葛子と弥勒の像と三つの美しいものを知つたが、どのひとつが最も深く印象に残り、思ひ出の中に生きるだらうかと修吉は思つた。 さうして、立去りがたいのは、弥勒の像の前であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア