坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 然るに自分はある時自分の特異な能力を発見した。 といふのは、自分は乗客の手と切符のみ注目してパンチを入れながら、未だ一瞥も与へぬうちに乗客の顔がちやんと分つてゐることに気付いたからである。 で、自分はこれを確めるために自分の顔をあげてみる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア