虚栄の心に満たされることなく、愛する者には愛されず、呪咀に疲れて老人から老人を転々し、末は夜鷹に落ちるまでの女の径路を微細に描破予言しながら、ことごとく溜飲を下げて、札びらを切つたのである。
自分が気付いたのは翌日警察の中であつた。
さうして、そこから、直ちに精神病院へ送られてしまつたのである。
虚栄の心に満たされることなく、愛する者には愛されず、呪咀に疲れて老人から老人を転々し、末は夜鷹に落ちるまでの女の径路を微細に描破予言しながら、ことごとく溜飲を下げて、札びらを切つたのである。
自分が気付いたのは翌日警察の中であつた。
さうして、そこから、直ちに精神病院へ送られてしまつたのである。