坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 ところが一日の騒ぎが終つて、さて人々が気がつくと、だうしたことだか手紙がどこにも見当らない。 草を分けても探しださねばならないやうな手紙ではなかつたから、それつきり手紙のことはみんなが忘れてしまつたのである。 気の毒なのは手紙を書いた御人である。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア