坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 盗んだ男がゐたのである。 「いやア。 こんちはア」とかう言ひながら、四十五六の年配で鼻ひげなども生やしたくせに、御用聞と同じやうな笑ひ方して、左様、丁度その日の午頃であつたが、なにがし商店の店先へ顔をだした男がある。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア