それから勝手に店内へ上りこんで、自分の小屋へしよつちうかかる浪花節の口調でもつて時局や外交問題などを一席弁じ、いつのまにやら又消えてゐる。
この先生が手紙のことを小耳にはさんで、これこそ天の与へたものだとそッと懐中へ忍ばせてしまつた。
さて人気のないところへ来て、何十枚かのこの手紙を笑ひ声ひとつ立てずに読み切つたのがこの先生で、再び手紙を懐中深くをさめてから、株屋なんてえものはこれでお金が儲かるのだから不思議だね。
それから勝手に店内へ上りこんで、自分の小屋へしよつちうかかる浪花節の口調でもつて時局や外交問題などを一席弁じ、いつのまにやら又消えてゐる。
この先生が手紙のことを小耳にはさんで、これこそ天の与へたものだとそッと懐中へ忍ばせてしまつた。
さて人気のないところへ来て、何十枚かのこの手紙を笑ひ声ひとつ立てずに読み切つたのがこの先生で、再び手紙を懐中深くをさめてから、株屋なんてえものはこれでお金が儲かるのだから不思議だね。