坂口安吾 『島原の乱雑記』 三千人の女子供がひそんでゐたといふ空濠は、今も尚、当時のまゝ残つてゐる。 丁度、原城趾の中央あたり、本丸と二の丸のあひだ、百五十坪ぐらゐの穴で、深さは二丈余。 今、空濠の底いちめん、麦がみのつてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア