坂口安吾 『島原の乱雑記』 移住者達は三万七千の霊を怖れ、その原形をくづすことを慎んだのかも知れぬ。 原形のまゝ、畑になつてゐるのである。 私は城趾の入口を探して道にまよひ、昔は天草丸といつた砦の下にあたる浜辺の松林で、漁夫らしい人に道をきいた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア