坂口安吾 『島原の乱雑記』 まるで、それが悪魔の護符であるやうな、愚昧な人の怖れであつた。 さうして、名刺を受取るために、一本の指を差出さうとすらしなかつた。 「では、ちよつと、調べてきます」彼は思ひきつて、言ひ、僧房の奥へ消えた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア