坂口安吾 『島原の乱雑記』 私は、怪しげな遊廓をひやかさずに、長崎へ戻つた。 さうして、チャンポン屋で渋い酒をのみながら、金鍔次兵衛ともあらう豪の者が、原城へ入城もしないで、あんな穴ぼこの中でつかまるとは、返す/″\も残念至極だと、酩酊に及んでしまつたのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア