海抜千百米、戸数十五戸の山腹の密林にある小部落で、鉱泉宿が一軒ある。
私は雷が消えてから一応鹿沢へ赴いたが、そこが満員に近かつたので、そこで僕を待ち合してゐた若園清太郎をうながして、奈良原へ戻つたのである。
然し、この鉱泉で長逗留を試みるには、一応の覚悟がいる。
海抜千百米、戸数十五戸の山腹の密林にある小部落で、鉱泉宿が一軒ある。
私は雷が消えてから一応鹿沢へ赴いたが、そこが満員に近かつたので、そこで僕を待ち合してゐた若園清太郎をうながして、奈良原へ戻つたのである。
然し、この鉱泉で長逗留を試みるには、一応の覚悟がいる。