坂口安吾 『新作いろは加留多』 腹に力をいれて「ン」と言つてみると三分の二ぐらゐ風になつて洩れたやうで、甚だたよりない。 つまり一語分の資格に欠けてゐるのである。 だから、これを真正直に発音した方で、拍子が抜けて、「ン」の奴に馬鹿にされたやうな、間の抜けた感じなのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア