坂口安吾 『古都』 その別宅には隠岐の妹が病を養つてゐて、僕の逗留には向かなかつたので、伏見に部屋を探してくれた。 計理士の事務所の二階で、八畳と四畳半で七円なのだ。 火薬庫の前だから特に安いのかと思つたら、伏見といふ所は何でも安い所であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア