たゞ命をつなぐだけなら、俺にはこの方がいゝのだ。
光は俺自身が持つより仕方がない……僕はさう思つた、さうして、戸をあけて這入らうとしたが、戸は軋むばかりで開かず、人の気配もなかつた。
弁当のことは宿の人に頼むことにして、僕達は稲荷の通りへでゝ、酒をのんで別れた。
たゞ命をつなぐだけなら、俺にはこの方がいゝのだ。
光は俺自身が持つより仕方がない……僕はさう思つた、さうして、戸をあけて這入らうとしたが、戸は軋むばかりで開かず、人の気配もなかつた。
弁当のことは宿の人に頼むことにして、僕達は稲荷の通りへでゝ、酒をのんで別れた。