この看板屋が又、絵心があるといふのか、袋小路のどん底の傾いて化け物の現れさうな碁席であつたが、白塗りに赤字でぬき、華車な書体で、美術倶楽部と間違へさうな看板だつた。
親爺は満悦、袋小路の入口へぶらさげ、停留場を降りると、誰の目にもつくのである。
然しながらヘボ三人では碁席の維持ができにくい。
この看板屋が又、絵心があるといふのか、袋小路のどん底の傾いて化け物の現れさうな碁席であつたが、白塗りに赤字でぬき、華車な書体で、美術倶楽部と間違へさうな看板だつた。
親爺は満悦、袋小路の入口へぶらさげ、停留場を降りると、誰の目にもつくのである。
然しながらヘボ三人では碁席の維持ができにくい。