坂口安吾 『古都』 裏手は古物商の裏庭で、ガラクタが積み重り、二六時中拡声器のラヂオが鳴りつゞけ、夫婦喧嘩の声が絶えない。 それでも北側の窓からは、青々と比叡の山々が見えるのだ。 だが、僕には、もう、一筋の光も射してこない暗い一室があるだけだつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア