坂口安吾 『古都』 しかも、僕は、考へることを何より怖れ、考へる代りに、酒をのんだ。 いはゞ、二十円の生活に魂を売り、余分の金を握る度に、百鬼の中から一鬼を選んで率き従へて、女を買ひに行くのであつた。 この連中のましな所は、とにかく、主婦を口説かなかつたといふだけだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア