彼はビックリ顔色を変へ、布団や荷物を持ちだす手段も浮かばず一目散に飛びだして、まつさをな顔をして食堂へ三週間ぶりに戻つてきたのは、深夜の三時頃であつた。
流石に彼も、公園のベンチに腰を下して、途方に暮れたといふのであつた。
要するに、この男は、異常にしんねりむつつりとして、人の神経が分らぬくせに、神経質でオド/\し、あらゆる点でノンビリしてはゐないのである。
彼はビックリ顔色を変へ、布団や荷物を持ちだす手段も浮かばず一目散に飛びだして、まつさをな顔をして食堂へ三週間ぶりに戻つてきたのは、深夜の三時頃であつた。
流石に彼も、公園のベンチに腰を下して、途方に暮れたといふのであつた。
要するに、この男は、異常にしんねりむつつりとして、人の神経が分らぬくせに、神経質でオド/\し、あらゆる点でノンビリしてはゐないのである。