それ以来、ノンビリさんは全然八ツ橋に手をださず、関さんは親爺にくどく言はれた時だけ、十ぐらゐづゝやりかけて、客があるとか、今日は外に用があるとか言ひつくろつて逃げてしまふ。
あんたはん、まだ八十や。
たつた八銭やないか、と言はれ、は、その金は貰はんといゝさかい、差上げますわ。
それ以来、ノンビリさんは全然八ツ橋に手をださず、関さんは親爺にくどく言はれた時だけ、十ぐらゐづゝやりかけて、客があるとか、今日は外に用があるとか言ひつくろつて逃げてしまふ。
あんたはん、まだ八十や。
たつた八銭やないか、と言はれ、は、その金は貰はんといゝさかい、差上げますわ。