坂口安吾 『孤独閑談』 その頃は人並以上の情熱児であつたであらうが、その面影はもはや一切残つてゐない。 残つてゐるのは醜悪な老躯ばかりで、死損ひといふ感じが全てゞあつた。 この食堂の二階座敷の碁会所の常連や食堂の馴染客は、親爺に面と向つて死損ひだと言ふのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア