僕を訪ねて来てくれて、食堂の奥の座敷で一緒に酒をのんでゐた。
そこへ棟梁の一族が男女の罪人を引きたてゝ、どや/\と流れこんで来たのである。
酒席は忽ち白洲となり、罪人男女は案外冷静、突き刺すやうな鋭い視線で何かしらヂッと凝視めてゐるばかりだが、棟梁一族のうるさいこと、あれを言ひ、これを言ひ、男を叩き切らんばかりの見幕で、喧々囂々、僕の俄か奉行では何が何やら一向に納りがつかぬ。
僕を訪ねて来てくれて、食堂の奥の座敷で一緒に酒をのんでゐた。
そこへ棟梁の一族が男女の罪人を引きたてゝ、どや/\と流れこんで来たのである。
酒席は忽ち白洲となり、罪人男女は案外冷静、突き刺すやうな鋭い視線で何かしらヂッと凝視めてゐるばかりだが、棟梁一族のうるさいこと、あれを言ひ、これを言ひ、男を叩き切らんばかりの見幕で、喧々囂々、僕の俄か奉行では何が何やら一向に納りがつかぬ。