十二月六日の午後、大観堂から金を受取つて、僕は小田原へドテラを取りに行く筈であつた。
三好達治の家へ置いたドテラや夜具が夏の洪水で水浸しとなり、それをガランドウが乾してくれた筈であつた。
ガランドウは正確に言へばガランドウ工芸社の主人で、看板屋の親爺。
十二月六日の午後、大観堂から金を受取つて、僕は小田原へドテラを取りに行く筈であつた。
三好達治の家へ置いたドテラや夜具が夏の洪水で水浸しとなり、それをガランドウが乾してくれた筈であつた。
ガランドウは正確に言へばガランドウ工芸社の主人で、看板屋の親爺。