殿下も御存知のやうに、日々斎戒窮苦の生活に従ひ童貞をまもり、ひたすら人々の幸福のために身命をすりへらしてゐるといふのも、現身の幸を望まず、一命を天主にさゝげ、死後の幸福を信じるからで、神の存在を信じなくてこのやうなことが出来る筈がありませうや、と見得を切つた。
信長は白坊主の表裏ない言葉を諒としたが、彼らは馬鹿だと判断した。
利用価値のあるものは毒であらうと利用する。
殿下も御存知のやうに、日々斎戒窮苦の生活に従ひ童貞をまもり、ひたすら人々の幸福のために身命をすりへらしてゐるといふのも、現身の幸を望まず、一命を天主にさゝげ、死後の幸福を信じるからで、神の存在を信じなくてこのやうなことが出来る筈がありませうや、と見得を切つた。
信長は白坊主の表裏ない言葉を諒としたが、彼らは馬鹿だと判断した。
利用価値のあるものは毒であらうと利用する。