成程白石の記事によつてもシドチが最初に出会つた日本人は樵夫であるが、出会ひの叙述は日当りの良い平凡な山中の草原を考へさせ、山塊一面神代杉の密林などとは思ひもよらぬ。
千年から千五百年を経た神代杉の密林だから、シドチの二百余年前も今と変らぬ風景であつたに相違ない。
歴史と現実といふものには、かういふ距りがあることを痛感した。
成程白石の記事によつてもシドチが最初に出会つた日本人は樵夫であるが、出会ひの叙述は日当りの良い平凡な山中の草原を考へさせ、山塊一面神代杉の密林などとは思ひもよらぬ。
千年から千五百年を経た神代杉の密林だから、シドチの二百余年前も今と変らぬ風景であつたに相違ない。
歴史と現実といふものには、かういふ距りがあることを痛感した。