元亀二年九月十二日、織田信長が比叡山に焼打をかけ、坊主数千人をひッとらえて涼しい頭を打ち落したとき、調多羅坊はカンラカラカラと打ち笑い、ただ一人根本中堂の前に残って敵の押し寄せてくるのを待っていた。
押し寄せた敵軍のただ中へ躍りこみ、大ナギナタを水車の如くにふり廻し、槍ブスマの如くにくりだす。
その延びるときは百尺の鉄槍の如く、さッとひいて縮むときには一尺五寸の小鎌のようである。
元亀二年九月十二日、織田信長が比叡山に焼打をかけ、坊主数千人をひッとらえて涼しい頭を打ち落したとき、調多羅坊はカンラカラカラと打ち笑い、ただ一人根本中堂の前に残って敵の押し寄せてくるのを待っていた。
押し寄せた敵軍のただ中へ躍りこみ、大ナギナタを水車の如くにふり廻し、槍ブスマの如くにくりだす。
その延びるときは百尺の鉄槍の如く、さッとひいて縮むときには一尺五寸の小鎌のようである。