まして酒の副作用で翌朝酔いがさめてから陰鬱になるというようなことが昔の人々に知りうるわけはなく、酒の力はその酒をのみ直接きいて愉しい時だけが作用の全部で、酒こそはたのしいもの、酔って泣くことはあっても、それ又たのしく、陰鬱なフツカヨイの如きは別の何かで、又酒をのめばそんなものは吹きとぶではないか。
そう思われていたに相違ない。
彼らの酒癖が健全だったのではなく、酒の害を知らない故に、大らかに見えるだけなのである。
まして酒の副作用で翌朝酔いがさめてから陰鬱になるというようなことが昔の人々に知りうるわけはなく、酒の力はその酒をのみ直接きいて愉しい時だけが作用の全部で、酒こそはたのしいもの、酔って泣くことはあっても、それ又たのしく、陰鬱なフツカヨイの如きは別の何かで、又酒をのめばそんなものは吹きとぶではないか。
そう思われていたに相違ない。
彼らの酒癖が健全だったのではなく、酒の害を知らない故に、大らかに見えるだけなのである。