その上彼は、月に一度位の割合で商用のためにニュウ・ヨークに出かけることにしていたが、彼が株の思惑でつくったと称する金を持帰って、ほくほくしているのを見ても女房は別に不思議とも思わなかった。
寧ろ亭主はなか/\の腕きゝで、うまくやったものと考えてござったのである。
“能筆ジム”が十七年間もふんづかまらなかったのは、まったく秘密をまもったからであった。
その上彼は、月に一度位の割合で商用のためにニュウ・ヨークに出かけることにしていたが、彼が株の思惑でつくったと称する金を持帰って、ほくほくしているのを見ても女房は別に不思議とも思わなかった。
寧ろ亭主はなか/\の腕きゝで、うまくやったものと考えてござったのである。
“能筆ジム”が十七年間もふんづかまらなかったのは、まったく秘密をまもったからであった。