坂口安吾 『“能筆ジム”』 彼は壜詰の洋酒が欲しかった。 その店の女店員がエプロンで両手をふきつゝ奥の部屋から出て来た。 彼は、自分で洋酒の壜詰を手にとって、三番街の遠く先に荷車が置いてあるから、包んでくれなくともよいと云いながら、二十ドルのニセ札を女店員に手渡した。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア