彼女らは職業に従事し、その道のベテランであったりしながら、殆ど職業化した中性人の風をもたない。
いつも家庭人であって、そのままスッと、どこへでも気楽にはいりこめるようである。
私が彼女らと会ったのは、大阪を立ち去る三時間半前ぐらいで、ゆっくり話もきけなかったが、ミス大阪はじめ二三のお嬢さん方は私たちを送ってコンドルという織田作にゆかりのバーへ立ち寄ったが、東京の娘だと肩を怒らして堅くなるようなこういうところへ来ても、彼女らは実に楽々と同じことで、家庭にいると同じように、どこへでもコダワリなく滑りこめる感じであった。