長崎では、毎日図書館に通って、そこにだけしかない郷土史料を筆写していた。
「南高来郡一揆の記」だとか、そのほか三四そこで筆写したものを、戦争中にどこへどうしたか見失ってしまったのはバカげたことであるが、切支丹資料の主要なものはそのころたいがい集めておいたし、地図なども揃えておいた筈だから、と安心しきって、今度の旅行にでかけた。
十年前にゆっくり滞在した長崎だ。
長崎では、毎日図書館に通って、そこにだけしかない郷土史料を筆写していた。
「南高来郡一揆の記」だとか、そのほか三四そこで筆写したものを、戦争中にどこへどうしたか見失ってしまったのはバカげたことであるが、切支丹資料の主要なものはそのころたいがい集めておいたし、地図なども揃えておいた筈だから、と安心しきって、今度の旅行にでかけた。
十年前にゆっくり滞在した長崎だ。