しかしこれはウマニであるしアイノコ的なウドンに相違ないから、どうしても人間のために作られたものに相違ないが、案ずるに長崎チャンポンの法則として一度に一日ぶんのチャンポンを買って三度の食事ごとにここへ通ってきて三度目に食いあげる、なるほど大陸に近いだけのことはあるな、と考える。
しかし、その時、おどろくべきものを見たなア。
学校帰りの十四五ぐらいの女学生三人組と、母親らしき女と十一二の男の子の一組が、ちょッとお八ツ代りにチャンポンを食いに来たらしき様子であったが、五六ぺん笑い声をたててお喋りしているうちに、みるみる古墳の山をくずして、三食分のチャンポンを一キレのカステラのようにやすやすと平らげてそこにカラのカナダライがなければまだ完璧に何も食べていないような顔でしたなア。