天のワカ彦が天照大神の返し矢で胸を射ぬかれて死んだのは藍見川の左側ですが、両面スクナのヒダ伝説によると、彼がミノへ出陣して矢で負傷して敗退した地点はブギ郡の下保で、実に藍見川をはさんでちょうど右と左なのです。
しかし高市皇子が天武軍の先陣をうけもっていたらしいワサミは、今のヒダ金山のあたり、この郡は当時はミノの国に含まれていたようで、この金山近辺をワサミ郷と昔は云っていたらしいようでもあります。
けれども、この同じ郡の北端ちかく、ヒダへ最も近いあたり、小坂だの萩原だのと重大な二つの町のマンナカへんの上呂に、昔から有名な浅水橋という橋があるそうです。