亭主が好きな酒をたのしんでも家庭生活が破壊されないぐらいのサラリーへ、生活水準へ高める必要のあることを考え、生活水準の低さや国民全体の貧乏を悲しむことを何よりも先に、また切実に知ることが、女房にとっても、政治家にとっても、当り前の考え方というものであろう。
しかし、そのような当然きわまる考え方や、豊かな生活を、日本の庶民生活の歴史の跡から見出すことはむずかしい。
蓮の花のひらく音に耳かたむける静寂を知り、一茎の朝顔に丹精こめる喜びを知ることも結構である。
亭主が好きな酒をたのしんでも家庭生活が破壊されないぐらいのサラリーへ、生活水準へ高める必要のあることを考え、生活水準の低さや国民全体の貧乏を悲しむことを何よりも先に、また切実に知ることが、女房にとっても、政治家にとっても、当り前の考え方というものであろう。
しかし、そのような当然きわまる考え方や、豊かな生活を、日本の庶民生活の歴史の跡から見出すことはむずかしい。
蓮の花のひらく音に耳かたむける静寂を知り、一茎の朝顔に丹精こめる喜びを知ることも結構である。