秋田城主佐竹侯が何十万石の大々名だか知らないが、その城下町やお濠や城跡をどう見廻しても大名の大の字の片影すらも見ることができない。
山々も田も畑もどことなくうら悲しいし、秋田市から大館まで三時間の汽車の旅に、どの駅もどの駅も、材木の山、杉丸太の山々である。
よくまア材木があるものだナ、と思うけれども、それとてもムヤミに材木が存在し目につくだけの話で、別に大というものがその材木の山々のどこかに存在しているワケではないのである。
秋田城主佐竹侯が何十万石の大々名だか知らないが、その城下町やお濠や城跡をどう見廻しても大名の大の字の片影すらも見ることができない。
山々も田も畑もどことなくうら悲しいし、秋田市から大館まで三時間の汽車の旅に、どの駅もどの駅も、材木の山、杉丸太の山々である。
よくまア材木があるものだナ、と思うけれども、それとてもムヤミに材木が存在し目につくだけの話で、別に大というものがその材木の山々のどこかに存在しているワケではないのである。