山々も田も畑もどことなくうら悲しいし、秋田市から大館まで三時間の汽車の旅に、どの駅もどの駅も、材木の山、杉丸太の山々である。
よくまア材木があるものだナ、と思うけれども、それとてもムヤミに材木が存在し目につくだけの話で、別に大というものがその材木の山々のどこかに存在しているワケではないのである。
大きな材木がないせいではなく、所詮材木の山などゝいうものは、細い一本の鉄にも如かないという実質上の劣勢が、この戦争によってもイヤというほど身にしみているではないか。
山々も田も畑もどことなくうら悲しいし、秋田市から大館まで三時間の汽車の旅に、どの駅もどの駅も、材木の山、杉丸太の山々である。
よくまア材木があるものだナ、と思うけれども、それとてもムヤミに材木が存在し目につくだけの話で、別に大というものがその材木の山々のどこかに存在しているワケではないのである。
大きな材木がないせいではなく、所詮材木の山などゝいうものは、細い一本の鉄にも如かないという実質上の劣勢が、この戦争によってもイヤというほど身にしみているではないか。