雪国の夜の凄味といえば、大雪の降りつもりつつある時にはあらゆる音がなくなってしまうもので、夜の屋内でコタツに当たりながら底の知れない無音状態を知覚しつつある時はやや無気味である。
それは屋内においてのことで、屋外は雪降りで明かるくてさしたる凄味はないのである。
雪の夜のコタツは怪談のさかえるにふさわしい場であるが、雪そのものは怪談のタネには向かないものである。
雪国の夜の凄味といえば、大雪の降りつもりつつある時にはあらゆる音がなくなってしまうもので、夜の屋内でコタツに当たりながら底の知れない無音状態を知覚しつつある時はやや無気味である。
それは屋内においてのことで、屋外は雪降りで明かるくてさしたる凄味はないのである。
雪の夜のコタツは怪談のさかえるにふさわしい場であるが、雪そのものは怪談のタネには向かないものである。