要するに幽霊の凄味は、人に恨みがあるものかないものか、という凄味で、われわれの血肉に響いて通じるものがある。
そして日本にこれほど怪談がはびこり栄えたというのも、泣く子と地頭にかてない庶民が権力に抵抗する最後のものとして、これしか武器がなかったせいかも知れない。
ところがこの幽霊にふるえているのが自分も幽霊になる必要のある弱くて正直な庶民の方で、悪党や権力者は幽霊をせせら笑っていられる怪力を持っているから始末がわるい。
要するに幽霊の凄味は、人に恨みがあるものかないものか、という凄味で、われわれの血肉に響いて通じるものがある。
そして日本にこれほど怪談がはびこり栄えたというのも、泣く子と地頭にかてない庶民が権力に抵抗する最後のものとして、これしか武器がなかったせいかも知れない。
ところがこの幽霊にふるえているのが自分も幽霊になる必要のある弱くて正直な庶民の方で、悪党や権力者は幽霊をせせら笑っていられる怪力を持っているから始末がわるい。