ところが『日暮硯』という本はなかなか愛読された本で、戦争中には大衆向きの文庫本の中にまでこの本が印刷されていたものなのだ。
ノド元すぐればで我々はもう忘れているが、戦争というものは、このような天下のバカ殿様が名君になってしまうほど怖しいものなのである。
ところが徳川時代には、事実において、これが名君で通ったのだから、民の生活というものは陰惨で救いがたい。
ところが『日暮硯』という本はなかなか愛読された本で、戦争中には大衆向きの文庫本の中にまでこの本が印刷されていたものなのだ。
ノド元すぐればで我々はもう忘れているが、戦争というものは、このような天下のバカ殿様が名君になってしまうほど怖しいものなのである。
ところが徳川時代には、事実において、これが名君で通ったのだから、民の生活というものは陰惨で救いがたい。