坂口安吾 『明日は天気になれ』 指定の列車にのると、二等車の片隅に浮かない顔の木村がションボリ乗っていた。 この男が勝ってくれればよいが、負ければまたそれを描写しなければならぬ。 筆は偽れないから、どうも困ったなと、悄然たる木村の姿に私の気持は滅入って仕様がなかった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア