この心持ちも自分の生涯中にあって新らしいものであるから、ついでにここに書いて置く。
自分は肺の底が抜けて魂が逃げ出しそうなところを、ようやく呼びとめて、多少人間らしい了簡になって、宿の中へ顔を出したばかりであるから、魂が吸く息につれて、やっと胎内に舞い戻っただけで、まだふわふわしている。
少しも落ちついていない。
この心持ちも自分の生涯中にあって新らしいものであるから、ついでにここに書いて置く。
自分は肺の底が抜けて魂が逃げ出しそうなところを、ようやく呼びとめて、多少人間らしい了簡になって、宿の中へ顔を出したばかりであるから、魂が吸く息につれて、やっと胎内に舞い戻っただけで、まだふわふわしている。
少しも落ちついていない。