坂口安吾 『南京虫殺人事件』 波川巡査はそれに気がついて、さてこの男を捕えるべきや、石塀の中へとびこんで逃げた男を追うべきや、と思わず高い石塀を見上げた。 それが運のつき。 いきなり腕をうたれて火のでる痛みをうけたとたん、手のピストルも火を吐いて地上へ落ちる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア