坂口安吾 『中村地平著「長耳国漂流記」』 近代文学の負ふた十字架の如きものであつた。 歴史小説に於ても、亦、この十字架をまぬかれることができなかつた。 屡々、現代の浪曼作家たちは、現代小説といふものが事実らしさに制約されて飛躍した人性を描きにくいために、歴史小説に走る。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア